EDDIE BAUER ICONS History
ダウンジャケットの原点とその歩み
EDDIE BAUER ICONS とは
what’s icons
エディー・バウアーは、その革新と品質でアウトドアウェアの歴史に名を刻んだ。1936年、エディー・バウアーは世界で初めて商品化したダウンジャケット「スカイライナー」を発表し、その後のアウトドアウェアの基準を一新した。続いて、1945年には永久不滅のデザイン「オールパーパス」が誕生し、機能性とスタイルを兼ね備えた一着として愛され続けている。1953年には、過酷な条件にも対応できる「カラコラムパーカ」が登場。カラコラムパーカは、厳しい登山環境でも優れた防寒性と耐久性を発揮し、多くの探検家や登山家に支持された。現在も高い人気を誇る「カナディアンベスト」の名作は、エディー・バウアーの歴史と伝統を象徴し、アウトドア愛好者にとって欠かせないアイテムとなっている。本記事では、これらの代表作の誕生秘話とその魅力を詳しくご紹介する。
ICONS History
「世界で初めてのダウンジャケット、スカイライナー誕生」
1936年、エディー・バウアーが発表した「スカイライナー」は、世界初の製品化されたダウンジャケットとしてアウトドアウェアの歴史に革命をもたらした。その発端は、1935年の冬、エディー・バウアーがワシントン州西部の川でニジマス釣りをしていた時に起こった。その日、釣り好きのエディは衣服がびしょ濡れになり、極寒の中で低体温症に陥りかけた。偶然、通りかかった釣り仲間に救助され大事には至らなかったが、この経験が彼のターニングポイントとなり、軽量で暖かいダウンジャケットの開発を決意させた。
エディーは、ダウンの優れた保温性については、伯父から日露戦争の話を聞いて学び、それをジャケットに応用することにした。
翌年、彼は世界初のダウンジャケット「スカイライナー」を発表。ウールよりも軽く、暖かく、蒸れにくいこのジャケットは、アウトドア用防寒着として画期的なものだった。
「スカイライナー」はすぐに注目を集め、狩猟・釣り雑誌「Field & Stream」に掲載されると、多くの注文が殺到。1940年には、動いてもダウンが偏らないキルティングデザインの特許も取得し、エディー・バウアーはダウンジャケットの先駆者としての地位を確立した。
「永久不滅なデザイン、オールパーパス誕生」
1945年に発売されたエディー・バウアーの「オールパーパス」ジャケットは、その名の通り、さまざまな天候やシチュエーションに対応する多用途のダウンジャケットとして設計された。表地にはスカイライナーのようなキルティングステッチはなく、シンプルなデザインと運動性の高いラグランスリーブが特徴。
1940年代のカタログには、悪天候の中で電線工事をしている男性のイラストが描かれており、1960年代にはパイプをくわえた優雅な男性のイラストに変更されるなど、その多用途性と高い機能性が評価された。これにより、「オールパーパス」ジャケットはエディー・バウアーのブランドイメージをさらに強固なものとした。
また、発売から現代に至るまで、さまざまな仕様の改良が加えられている。特にポケットの仕様は、1954年まではフラップ付き、1960年まではジップ付き、その後はポケット口がリブニットに変更されるなど、時代やユーザーのニーズに応じてデザインが進化している。このように、「オールパーパス」ジャケットは、その時代ごとの要求に応じて改良され続け、常に多様な使用シーンに対応できるように進化してきた普遍的なアイテムと言える。
「最高のアウトフィッターと呼ばれたカラコラムパーカ誕生」
エディー・バウアーの「カラコラムパーカ」は、アウトドアウェアの歴史に革命をもたらした象徴的な製品と謳われている。第二次世界大戦中にフライトダウンスーツやスリーピングバッグを提供し成長したエディー・バウアーは、1952年秋、アメリカの登山家チームの依頼を受けてK2初登頂のための装備を開発。このパーカはカラコラム山脈にちなんで名付けられ、1953年から2010年までの間に12の8000メートル峰登頂や40以上の主要遠征隊に採用された。特に1953年の第三カラコラム遠征隊がこのパーカを使用し、極限状態でも無事に帰還したことが評価され、エベレスト初登頂など多くの探検で活躍。
1963年にはアメリカ人によるエベレスト初登頂にも貢献し、カラコラムパーカは世界中の登山家や探検家に支持されるようになった。技術革新を続け、軽量で耐久性に優れた製品へと進化し、現在でもその高い機能性とスタイリッシュなデザインで人気を博している。
カラコラムパーカはエディー・バウアーの革新精神を象徴し、アウトドアウェアの歴史に大きな足跡を残し、今もなお進化を続けている。
「今も尚人気を誇るカナディアンベスト」
エディー・バウアーの「カナディアンベスト」。このベストは、格子状のキルティングデザインと耐水性の外側生地、グースダウンの内側により、優れた保温性と快適さを提供してくれる。
カナディアンベストはアウトドア愛好家やプロフェッショナルに人気を博し、エディー・バウアーの製品ラインアップで重要な位置を占めるようになった。特に狩猟や登山、キャンプなどでその機能性が高く評価されている。時代とともに技術革新を重ね、より軽量で耐久性に優れた製品へと進化し続けている。
現在でも、その高い機能性とスタイリッシュなデザインで幅広い層に支持されており、ブランドを象徴するアイテムとして、多くの冒険家やアウトドア愛好家を支えている。
SKYLINER
エディー・バウアーの「スカイライナー」は、1936年に登場した世界初のダウンジャケットだ。その特徴的なダイヤモンドキルティングデザインは、ダウンの偏りを防ぐ革新的なアイデアで、エディー・バウアーがアメリカで初めて特許を取得したアイテム。現行モデルでは、伝統的なボンバースタイルを現代的に進化させ、耐水性のナイロン素材と軽量な700フィルパワーの高品質ダウンを使用。優れた保温性と快適さを提供してくれる。シンプルで洗練されたデザインは、アウトドアだけでなくアーバンスタイルにもマッチし、歴史と最新技術が融合したスカイライナーは、多くの人々に愛され続けている。
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More ViewALL PURPOSE
「オールパーパス」は、1945年から40年以上にわたりリリースされ続けた多用途なダウンジャケットで、スカイライナーと並ぶブランドアイコンの一つです。その名の通り、あらゆるシーンに対応するこのジャケットは、スマートな見た目と高い機能性が特徴です。現行モデルは、耐水性の高い外生地と700フィルパワーの良質なダウンを使用し、極寒の環境でも優れた保温性を提供します。軽量で丈夫な綿ナイロン素材は、小雨や汚れを弾くはっ水性も備えています。シンプルでエレガントなデザインは、アウトドア活動から都市生活まで幅広く対応し、スタイリッシュな印象を与えます。また、便利なポケット配置や調整可能なディテールも魅力で、機能性とファッション性を両立しています。オリジナルモデルを忠実に再現しつつ、現代仕様にアップデートされた「オールパーパス」は、多くの人々に愛され続けています。
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More ViewKARAKORAM
エディー・バウアーの「カラコルムパーカ」は、1953年にカラコラム山脈の登頂を目指したアメリカの探検隊のために開発されたダウンジャケットで、ブランドを象徴するアウターウェアの一つ。探検家と協力して作り上げたこのパーカは、格子状のダウンパック、前立て部分に並んだボタンやボディと一体型のフードが究極のアイテムの風格を漂わす。
現行モデルは、高耐久性の外生地と700フィルパワーのダウンを組み合わせ、極寒の環境でも確かな保温力を発揮します。表地には小雨や汚れを弾くはっ水性を持つ軽量で丈夫な綿ナイロン素材、裏地にはリップストップ素材を使用し、耐久性を高めています。最新の素材技術を採用し、軽快さと耐久性を兼ね備えた仕様に進化しており、オリジナルモデルを忠実に再現しつつ現代仕様にアップデートされた仕上がりとなっています。
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More ViewCANADIAN VEST
「カナディアンベスト」は、実用性とクラシックなデザインを兼ね備えたアイコニックなダウンベストです。現行モデルは、耐水性のあるポリエステル素材の外生地と優れた保温性を持つ良質なダウンを使用し、軽量でありながら暖かさを提供します。伝統的な格子状ダウンパックと洗練されたシルエットが特徴で、カジュアルなスタイルを格上げします。さらに、現代的な機能性を加え、ファブリックとフィッティングをアップデートしつつ、オリジナルモデルを忠実に再現した仕上がりとなっています。印象的なブランドタグは、1960年後半から1970後半まで採用されていた「日の出タグ」を忠実に再現しており、細部にまで強いこだわりを感じられる一着に仕上がっている。
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